福島原発では、今日も2000~2500人の方々が、現場でお仕事をしてくださっています。
一番たいへんな現場で、多くの方が暑い夏を迎えようとしています。
みんな、それぞれの場所で、いろいろな想いの中で過ごした3ヵ月。
引き続き静岡に避難している妹に、夏服を送ったところです。
まだまだ息を長く、腰をすえて、想像力をもって、みんなで力を合わせたいところだと、感じ入ります。
4月に大分に出張したとき、緑の中にいて「大分の木々も、こころを痛めている」と、突然思いました。木々にこころがあるのかどうか、知らないのですが、、、ただ、そう思いました。
みんなひとつになって、痛みを受け止めているのだという気がしました。
職場は4階にあって、震災以降は基本的にエレベーターをやめていて、今日「すたすたすた」ってあがっていったら、同じビルのおじさんに「お! 軽やかだねぇ」と言われました。
最初のうちはもっと、息が切れていたのかもしれないです。
以下、今日のNHKニュースから。


【玄海町長さん】


全国の原発の3分の2(54基のうち、3分の2に当たる35基)が運転を止める状況が続いているなか、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、運転再開を延期している九州電力の玄海原発について、佐賀県玄海町の岸本英雄町長は、運転再開を認める意向を来月初旬までに九州電力に伝えたいという考えを明らかにしました。


九州電力は、福島第一原発の事故のあと、定期検査中だった玄海原発の2号機と3号機の運転再開を延期していて、地元の佐賀県と玄海町の同意を得て再開させる計画です。こうしたなか、玄海町議会は、今月1日、特別委員会に出席した議員の3分の2が運転再開を容認する考えを表明し、玄海町の動向が注目されていました。これについて、玄海町の岸本英雄町長は7日、NHKの取材に対し、「運転再開をしてもいいという考えを近く九州電力に伝えたい」と述べて、運転再開を来月初旬までに九州電力に伝えたいという考えを明らかにしました。一方、佐賀県の古川知事は「安全上問題ないとしている国の評価は納得しきれない」として、経済産業省の原子力安全・保安院に詳しい説明を求めていて、玄海原発の運転再開を認めるかどうか不透明な状況です。


【佐賀県議会】


佐賀県議会では、経済産業省の原子力安全・保安院と資源エネルギー庁の担当者が議員の勉強会に出席し、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて停止したままになっている玄海原発の運転再開を容認するよう求めましたが、議員からは、安全対策などが十分に理解できないという厳しい指摘が出されました。


佐賀県議会の特別委員会の勉強会では、県議会議員から、玄海原発の緊急安全対策は適切だという国の評価について根拠を問いただす質問が相次ぎました。議員から「がれきの処理に使う重機や作業員が使う線量計の確保など、重大事故への備えも整えたうえで運転を要請すべきだ」という指摘が出たのに対し、原子力安全・保安院の黒木慎一審議官は「重大事故の対策は、安全性をさらに強化するため電力会社に報告を求めている」と説明しました。また、議員から「安全性への理解も得られていないのに、燃料のコストなどを理由に運転再開を要請するのはおかしい」といった意見が相次いだのに対し、資源エネルギー庁の横尾英博部長は「安全性に支障がないことを前提として運転再開のお願いに来た」と述べ、玄海原発は運転を再開しても支障がないと繰り返し説明していました。