今年も大好きな「マグノリア」の季節。
優しい香りに包まれて、お花を、天を、見上げる。

父の日。山田の父には地ビールを贈りました。
母が「ビールに合うポテトグラタンを作っていただいたよー、美味しかったー」
とメールをくれました。
木村の父はお酒を飲まないので、讃岐うどんを贈りました。

父。
写真の道への入り口。
ニコンの一眼レフのカメラを小学生のわたしに自由に使わせてくれたから、今、こうして写真を撮っていると思います。
「晴れの日は、F8、曇りの日は、F5.6に合わせるんだよ」と教わって、遠足で風景写真を撮りました。
撮った写真を担任の先生に見せたら、「いい写真だから教室に飾るよ」と言ってくれて、それをみたクラスのお友だち数名が焼き増しを注文してくれたので、「わたしは写真の担当なのかしら?」と思ってしまったみたいです。
最初から、好きだったのです。

そうだ、ゴルフは入り口になってくれてはいたけど(クラブもそろえてもらったのに)、道は続かなかった。
たくさんの入り口を作ってくれた中で、写真の道が、わたしの中で続いていたと思います。
ほかにも、山とか旅とか、美味しい食べ物やお酒のことなど、教わったことはたくさん。
アホな娘で、常識的なことはいっこうに身につかなかったけれど、楽しい・美味しいことだけはたっぷり吸収させていただきました。

子どものときの記憶。
わたしは2段ベッドの2階に寝ていたのですが、夜目を覚ますと、薄暗い部屋で父親が自分のことを見ている。
たぶん、仕事を終えて帰宅して、これから食事・・・というときに、子ども部屋をのぞいて、姉と私の寝顔を眺めていたのだろうと思います。

子どもだった私は「お仕事お疲れ様でした」とも思わず、ただ「見てるなー」と思いながらまた、寝入っていました。