恵比寿に、観にいってきました。
東京写真美術館。 7月18日 ( 月・祝 ) までです。
うわさに聞いていた写真展ですが、すごくよかったです。
当時プラハの人たちは、侵攻軍に対して、力に力で対抗することの不毛さ、決して相手の挑発に乗ってはならないことを重んじ、予定していた大規模デモを市民が自主的にやめたり、侵攻軍が市民の住所を特定できないように、子供たちも一緒になって、番地やストリート名が書いてあるプレートをかたっぱしからはずしたりしたそうです。知恵の結集。
プラハ市民団結の背景には、彼らの中に、権力は暴力で一時的に人を抑えることはできても、最後は「正当な言葉」を発し続けたもの、倫理的に優れたものが勝つ、との確信があったからでは? -と解説されていました。
これが20年後、大きな流血なしに共産党政権を倒した「ビロード革命」に結実するそうです。
ジョセフ・クーデルカ、1968年当時30歳。
これらの写真は、家族に危険が及ぶことを懸念して匿名のままアメリカで発表され、写真家の名前を伏せたままロバート・キャパ賞を受賞したそうです。
1984年にクーデルカの父が逝去したのち、本人が名乗りをあげたそうです。
-この写真を一度として見ることのなかった両親に捧げる-
正当な言葉。
言葉。
クーデルカの言葉、「僕は言葉より写真のほうが饒舌だから、写真を選んだんだ」

我が家の玄関先の紫陽花。
この、葉っぱに「す」が入っているのが珍しい・・・と詳しい方がおっしゃっていました。
昨日はこんなニュースも。
イタリア、脱原発を選択=福島事故後で初、9割超が反対―国民投票
時事通信 6月13日(月)23時14分配信
【ジュネーブ時事】原子力発電所を持たないイタリアで13日、過去に全廃した原発の復活の是非を問う国民投票が即日開票され、成立条件である50%超を大幅に上回る投票率に達し、復活拒否が決まった。反対票は94%を超え、国民の圧倒的多数が脱原発を支持した。
福島第1原発事故後に国民の審判で原発反対を選択したのは同国が初めて。政府が目指す将来の原発新設計画は白紙撤回される。
イタリアのANSA通信によると、ベルルスコーニ首相は同日、「イタリアは原発を放棄し、再生可能エネルギーに依存する判断を下すだろう」と発言。政府の計画が国民に事実上、否決されたとの認識を示した。
イタリア内務省によると、最終的な投票率は57.0%。国民投票の成立に必要な50%超を大きく上回り、国民の関心の高さが浮き彫りになった。