実家に帰った夜は、ほわほわの雪が次々と空から降りてきて、それは美しかったです。
寒くてじっくり楽しむ余裕なく、家に駆け込みましたが・・・。
翌朝、雪景色のお庭を眺めつつ、お稽古。

たくさんがっかりする。
がっかりできるというのは、自分の目があるということ。
目があがれば、腕があがる。
皆、違った自分の道を歩いている。
そのどれにも、価値がある。
そしてその中に、普遍的な価値というものもある。
人として、普遍的な価値が見えるようになること。
認める心を持つこと。
認めてあげるのでもなく、認めてもらうのでもない。
字にはその人が見える。
呼吸だから。
息が続く。
充分に、最後の毛一本まで、緊張感を持って筆を運ぶ。
空中を自分のこころが漂っている
心の向かうように、筆が動くこと。
歩むごとに、景色が変わるごとく。
全部を脱ぎ捨てないと、書けない。
固定観念ではなく、素直な「眼」でないと、見えない。
世の中に、居場所はいっぱいある。
裾野には座るところがたくさんある。

夜は両親に、誕生日のお祝いということで、美味しい夕食をご馳走になりました。
父や母が39歳のとき、どんなふうだったか聞いてみた。