自分以外のひとの痛みや苦しみは、きっとほんとうには感じることができないなと思う。
自分がした経験と近いことで「こんなふうに苦しかったな」という記憶が助けにはなっても、いま、実際に感じることはできない。
だから、というか、だけど、というか、
「こうしたら少しは助けになるのかな?」という想像力なら働かせることができるかな?
一緒に感じたり、代わることはできないけれど、できることは、何かしらあるのかな?
なんて考えながら、的外れなことばっかりしているかもしれない。
それでも、少しでもひとの笑顔がみたいから、今日も想像力を働かせようと努力する。
想像力を養うためには、幼児時代の「語り聞かせ」がいいそうです。
早くから文字を覚えさせたり、暗記をさせるのではなく、声に出して物語を聞かせる。
「語り聞かせの会」を主催されている方から、文字を覚えるのは小学校4年生くらいがいい-と伺ったことがあります。
子供のころ、本を読んでもらうと、頭にいろいろな映像が浮かびました。
子供にお話を聞かせると、その目が遠くを見つめる。
私は、その遠くを見つめる目が好きだし、その先にひろい宙を感じるな、と思う。