【初日】

わっちゃん5歳はじめての宿泊保育に、なんとかかんとか送り出す。

(最後は背中にかついで行った感じです)

私のいない外泊は初めてで、楽しみと不安の具がたっぷり入ったでっかいお饅頭を頭のうえにのっけて、なんとかバランスを保とうとしているみたいにみえました。

集合時間が午後だったので、午前中たっぷりぐずって不安を吐き出し、出かける時間の30分前になって膝の上にのったまま寝入ってしまったので、ぎりぎりまで寝かせてから送り出しました。

膝のうえで眠る寝顔を見るのは久しぶりでした。

 

【2日目】

雨のため早めにお迎え。

雨に濡れた誰もいないテントサイトを眺めていたら、みんなが過ごしたあたたかい時間が漂っていたので味わう。

子どもとお父さんたちは屋内で最後のサークルをしていて歌声がかすかに聴こえてくる。

お迎えの順番になってわっちゃんは私の顔を見つけるとちょっとだけニコリとしてから近づいてきて、そのうち私にしがみついて顔をうずめて大声で泣いた。一晩一緒に過ごしたみんなとお別れするさみしさや、他にもいろいろ整理したい気持ちがあるのだろうなぁ、と想い何も聞かず泣かせておく。

またまたかついで帰宅。(重! 修行!)

かつぎ中、ぼーっと遠くを見ながら何も言葉にならないみたいだったので、こちらも言葉をかけず雨に濡られて歩く。

家についてさらに沈黙の時間、そして私の膝に乗ったまま寝入った。

お迎えのとき、お世話になったお父さんたちや先生たちの顔を見たら涙止まらずでした。

みんなで過ごした素晴らしい時間がわっちゃんの中で熟成され、様々な姿となってたちあがってくるのかな。たくさんのご準備と雨の中の2日間、本当に本当にありがとうございました。