産後の過ごし方について、初産のケースにしかあてはまりませんが(お兄ちゃんお姉ちゃんがいらしたら、そちらへのケアが重要になるのでまた違うと思います)、私の場合いろいろ反省点が多かったので、そのことも書いておきたいと思います。
赤ちゃんが10か月ほど住み慣れたお腹の中から出てきて、激変した環境に適応しながら生きることに精一杯なそのとき、母親はどうしたらいいのだろう?  なーんてことは一度もイメージすることなく出産を迎えてしまった私でした。
産まれたての赤ちゃんは、お腹の中にいたときからずっと一緒だった母という存在に、ぴたっと身を寄せて、おいしいおっぱいで空腹を満たしながら、新しい環境になじんでいくようです、ちょっとずつ、ちょっとずつ時間をかけて。
そしてようやく100日ほど経ったとき、なんだかちょっとだけ慣れてきたかも、、、 そんなところに落ち着くようです。
産後の1か月は、母親も産後の体力を回復させる必要もあり(とくに私は41歳だったし)、とにかく「リラックス」が肝要「気づかれ」禁物と知りました。
我が家は同じ屋根の下で整体院をしていることもあって、退院直後からお客さまがいらして(そして出産を楽しみにしてくださっていたみなさんには、あいさつしたくてわっちゃんを抱いて出たり)割とにぎやかな日々、母乳もなかなか順調にいかない中、産後2週間たって廊下で「ばん」と倒れてしまい、「これじゃいけない、わっちゃんのお世話もできなくなっちゃう」とやっと気が付き、意識的に奥のお部屋で静かに暮らすように。
そうこうして100日を過ぎたころ友だちが、「そろそろ落ち着いたかな? 来月くらいに会いに行ってもいい?」と連絡をくれて、お祝いやお下がりのお洋服、そしてたくさんの手料理を持って来てくれたときは、「会いたい気持ちをぐっとこらえて、100日経つまでそっと待ってくれていたんだなぁ」と彼女の思いやりが心にしみたのでした。
屋久島の友だち夫婦のところは、赤ちゃんが誕生すると、旦那さんは一か月まるまる仕事を休み、産後の奥さんのサポートに徹していたなぁ。
仕事の都合上なかなかそうはいかないことが多いけれど、理想的だなと思います。
ということで、私のおすすめの過ごし方は、「産後は子どもと静かなお部屋におこもりして、家族でゆったりとした時間を過ごす」です。

生後4日目だったわっちゃん。
入院先は個室にしてもらっていたので、家族でゆっくり過ごせてよかったです。