ベルリンでのグループ展のご案内、こちらのサイトから転載させていただきます。
http://la-condition-japonaise.com/ja/news/event-info/2011/06/08/916

タイトル:「Durchgang」


期間:2011年6月17~19日/
17日(金)/20~22時、18日(土)/14~22時、19日(日)/14~20時


会場:Wostel / Hobrechtstrasse 66 12047 Berlin-Neukölln http://www.wostel.de/


参加アーティスト
Are You Meaning Company, 木村朗子, 田口行弘, 平野薫, 福永敦,  山根知子 (okawari)



今回第13回目となる「48Stunde Neukölln(48時間ノイケルン)」の枠組みの中で開催される本展では「Durchgang」テーマにしたものです。展覧会会場となるのは通りとHof(中庭)を繋ぐDurchgang(通路)であった場所。現在そのDurchgangの両側はガラスで覆われており室内スペースに生まれ変わっています。しかし、この空間は建物内側にあるスペースにただ生まれ変わっただけではありません。リノベーションを経た空間は過去を思い出させるに十分な記憶を残しており、我々に建物の持つ歴史を喚起させ、シンボリックにDurchgangの存在を感じさせてくれます。
Durchgangは、Hofと住宅の外にある通りを結ぶものです。それは集合住宅の住人にとって表へと出る、そして自宅へと戻る通路として機能していますが、建物外部にある内部であり、「外部」「内部」の両義的なものと言えることが出来るでしょう。また今回の展示スペースは個人所有の「私的空間」として改装されていますが、同時に過去の Duruchgangを記憶しているもので、「私的/公共的」そして「内部/外部」を接続するものでもあります。
今回このような空間を用いて、「外部」と「内部」を繋ぐことを、「私的空間」と「公共的空間」を繋ぐことを目指すとともに、その意味を探りたいと考えております。そこでは、アー ト作品でのアートワールドへだけへの訴えかけを目指すものではありません。実際の空間的な接続、そしてコミュニケーションでの繋がりも取り扱い、街や人というレベルで作品展開を行い、限定されることのないアートの広がりを目指すものです。本展ではそこに重点を置き、アートを用いた更なる何かへの「接続」が出来れば、キュレーターとしては幸いです。(林清英)
キュレーション:林清英 & la-condition-japonaise e.V.


オーガナイズ: la-condition-japonaise e.V.


48 Stunden Neuköllnhttp://www.48-stunden-neukoelln.de/2011/